クラウドゲームとは、高スペックなPCやスマートフォンじゃなくても快適にゲームがプレイできるサービスです。
GoogleやAmazon、Microsoft、日本では既にサービスを実装しているソニーやソフトバンクがNVIDIAと協業してサービスを発表しています。
クラウドゲーミング市場は、2019年の3億600万米ドルから2024年には31億700万米ドルに達すると予測されており、今後広がる5G環境によって、今までのゲームビジネス全体の前提を覆す存在となる可能性があると言われています。
そこで!今回は各クラウドゲームサービスの特徴や料金、日本のサービス提供予定日まで徹底的に解説していきます。
- もう既に日本で実装されるサービスで遊びたい
- 各サービスのメリットと特徴を知りたい
- どのクラウドゲームサービスが自分にあっているか知りたい
本記事を読めば、どのクラウドゲームサービスを利用すべきか知ることができます!
Contents
- クラウドゲームサービスを紹介【5社】
- 1.Google「Stadia」(日本は未提供)
- Google「Stadia」の特徴
- 2.ソニー「PlayStation Now」(日本提供済み)
- ソニー「PlayStation Now」の特徴
- 3.Microsoft「Xbox Game Pass」(日本提供済み)
- Microsoft「Project xCloud」の特徴
- 4.Amazon「Luna」(日本は未提供)
- Amazon「Luna」の特徴
- 5.SoftBank × NVIDIA「GeForce NOW Powered by SoftBank」(日本提供済み)
- SoftBank × NVIDIA「GeForce NOW Powered by SoftBank」の特徴
- クラウドゲームサービスを体験するなら「GeForce NOW Powered by SoftBank」
クラウドゲームサービスを紹介【5社】
クラウドゲームサービスはまだ新しく、もう既に日本で提供されているサービスとそうでないものがあるため注意が必要です。
今回ご紹介するクラウドゲームサービスは以下の5社です。
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1.Google「Stadia」(日本は未提供)
運営会社 | Google LLC |
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サービス開始日 | 2019年11月19日 (日本を含まない世界14カ国) |
日本の提供予定日 | 未定 |
プレイ環境 | Google Chrome(スマホ、タブレット、PC) ※Chromecastを使えば、テレビ画面で遊べる |
タイトル数 | 30タイトル以上 |
料金 | Stadia Pro:月額9.99ドル(約1100円) Stadia base:月額無料 |
公式サイト | STADIA |
YouTubeとの連携で新しいゲーム体験!「Stadia」
「Stadia」は、Googleが提供しているクラウドゲームサービスです。
Google Chromeが使えれば、お持ちのスマホやタブレット、PCからプレイできます。また、Chromecastを使ってテレビ画面でゲームプレイも可能です。
2019年11月にサービスの提供が開始されましたが、日本での提供はまだされておらず、日本を含まない世界14カ国で実装されています。
Google「Stadia」の特徴
「Stadia」専用コントローラーを提供
Google「Stadia」では専用のコントローラーが提供されています。
価格は69ドル(約7,400円)で、コントローラーにはマイクが内蔵されていて、Googleアシストを活用することも可能です。
他にも、YouTubeへのシェアボタンから、すぐに動画配信ができるようになっています。
専用コントローラーでは、Wi-Fiを通して、直接インターネット上のゲーム機に接続するため低遅延で操作可能です。
YouTubeから5秒でゲームを起動
好きなゲーム実況者のゲームを見ていて「自分も参加したいなぁ」と思ったことはありませんか?
Google「Stadia」では、YouTubeでゲーム実況者がライブ配信しているゲームをわずか5秒で起動できます。
この機能を使えば、憧れのゲーム実況者のライブ配信にすぐ参加できるようになります。
有料プランと無料プランの2つの料金設定
Google「Stadia」は、基本的にゲームプレイする環境を提供しているサービスですので、ゲーム自体の購入は必要となります。
ただし、有料プラン「Stadia Pro」のみ。プレイできる無料ゲームは定期的に追加されていく予定です。
「Stadia Pro」と「Stadia base」比較
プラン | 料金 | プレイ環境 | 無料ゲーム | 割引 |
---|---|---|---|---|
Stadia Pro | 月額9.99ドル(約1100円) | 解像度:最大4K フレームレート:60fps 5.1chサラウンドサウンド |
あり | あり |
Stadia base | 月額無料 | 解像度:最大1080p フレームレート:60fps ステレオサウンド |
なし | なし |
2.ソニー「PlayStation Now」(日本提供済み)
運営会社 | Sony Interactive Entertainment LLC |
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サービス開始日 | 2015年1月13日 |
日本の提供予定日 | 提供済み |
プレイ環境 | PS4、WindowsPC |
タイトル数 | 400タイトル以上のPS4やPS3用ゲームソフト |
料金 | 月額1,180円(税込) |
公式サイト | PlayStation Now |
400タイトル以上のゲームが遊び放題!「PlayStation Now」
「PlayStation Now」はソニーが提供しているクラウドゲームサービスです。
名作から大作まで400タイトル以上のPS4やPS3用のゲームソフトをプレイできます。
ゲームプレイには、PS4だけでなくWindowsPCにも対応しているため、PS4を持っていなくてもパソコンを使って遊ぶことも可能です。
また、PS4の場合はストリーミング配信だけでなくゲーム機本体にダウンロードしてプレイできるため、回線速度や回線の安定性に不安がある方でも楽しめます。
ソニー「PlayStation Now」の特徴
登録すればすべてのゲームが遊び放題
似たサービスとして「PlayStation Store(PS Store)」があります。
これは、ゲームソフトやビデオなどのコンテンツを販売するサービスですが、「PlayStation Now」に加入すればゲームソフトを購入する必要はなく、すべてのゲームが遊び放題になります。
ゲームは400タイトル以上
対応しているゲームタイトルは400タイトル以上です。
対応タイトルには、CERO Zレーティング対象タイトル(対象年齢18才以上)や、懐かしいゲーム、ファミリー向けゲームなど幅広いジャンルのゲームを楽しめます。
WindowsPCでも専用コントローラーが使える
WindowsPCでプレイする際も、PS4と同じDUALSHOCK4もしくは、DUALSHOCK3コントローラーでゲームをプレイできます。
ゲームのセーブデータはクラウド上に保存されるため、PS4とWindowsPCどちらでもサインインすれば続きからプレイ可能です。
3.Microsoft「Xbox Game Pass」(日本提供済み)
運営会社 | Microsoft |
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サービス開始日 | 2020年4月14日 |
日本の提供予定日 | 提供済み |
プレイ環境 | WindowsPC、Xbox、Android |
タイトル数 | 100タイトル以上 |
料金 | ULTIMATE:1,100円/月 FOR PC:850円/月 FOR CONSOLE:850円/月 |
公式サイト | Xbox Game Pass |
モバイルプレイが快適!「Xbox Game Pass」
「Xbox Game Pass」はMicrosoftが提供しているクラウドゲームサービスです。
2017年6月に海外でローンチされていたサービスですが、2020年4月から日本でサービスが開始されました。
プレイ環境では、Android端末、WindowsPC、XboxとIOS以外のデバイスでゲームがプレイできます。
iPhoneやiPadでの利用時期については明言されていませんが、「Xbox Game Passを通したクラウドゲームの提供を、すべての端末に拡大することがわれわれの目標だ」という発表からIOSでの提供も期待されています。
Microsoft「Project xCloud」の特徴
Xboxがなくてもプレイできる
Microsoft「Xbox Game Pass」では、WindowsPCでプレイすることができます。
「Xbox Game Pass Ultimate」ユーザーの場合は、Android端末でも100以上のゲームをプレイすることが可能です。
Xbox本体を持っていない方でもXboxゲームをプレイできるため、Xboxのシェア率が低い日本では新鮮なゲームを楽しめる点も魅力のひとつです。
モバイルプレイに必要なアクセサリが豊富
Microsoft「Xbox Game Pass」は、モバイルでのゲームプレイを快適にするためのアクセサリが豊富です。
「Razer」「PowerA」「8BitDo」「Nacon」などと協業し、モバイル端末専用アクセサリを開発しています。
4.Amazon「Luna」(日本は未提供)
運営会社 | Amazon |
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サービス開始日 | 2020年10月20日 (米国のみ) |
日本の提供予定日 | 未定 |
プレイ環境 | PC(Mac、Windows)、Fire TV、 iPhoneおよびiPad用のWebアプリ |
タイトル数 | 100タイトル以上 |
料金 | 月額5.99ドル(月額約630円) |
公式サイト | Amazon |
破格のサービス利用料金!「Luna」
「Luna」はAmazonが発表したクラウドゲームサービスです。現在は米国のみでアーリーアクセスを提供しています。
ゲームタイトルは「バイオハザード7」や「The Surge 2」「Iconoclasts」など約100タイトルがプレイできますが、正式サービス開始に合わせてさらにタイトルを拡充する予定になっています。
そして、驚くべきは月額料金の安さです。もちろん正式サービス開始の際に価格の見直しがされる可能性はありますが、現段階では月額約630円と他サービスに比べ一番安く利用できます。
Amazon「Luna」の特徴
AWSを基盤にすることで快適なゲームプレイが可能
Amazonが提供しているAWS(アマゾンウェブサービス)をサーバーの基盤にすることで安定性かつ処理能力が速いゲームプレイをサポートすることができます。
ゲーム自体は、AWS上で動作させてユーザーは映像情報だけを配信するという仕組みです。
Twitchとの連携
Amazonの傘下である「Twitch」との連携によって、TwitchからクリックするだけですぐにLunaで同じゲームを始められます。
専用コントローラー「Luna Controller」の提供
「Luna」では、専用コントローラー「Luna Controller」を49.99ドル(約5,230円)で提供しています。
こちらもGoogle「Stadia」の専用コントローラーのように内臓マイクから音声AIアシスタント「Alexa」を活用することが可能です。
また、Wi-Fi機能で直接接続することで低遅延を実現し、Fire TVからiPadになど、ディスプレイを簡単に切り替えることもできます。
5.SoftBank × NVIDIA「GeForce NOW Powered by SoftBank」(日本提供済み)
運営会社 | SoftBank × NVIDIA |
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サービス開始日 | 2020年6月10日 |
日本の提供予定日 | 提供済み |
プレイ環境 | Mac、WindowsPC、Android、iPhone / iPad |
タイトル数 | 800タイトル以上 無料タイトル80以上 |
料金 | 月額1,800円(税抜) |
公式サイト | GeForce NOW Powered by SoftBank |
フリープラン(無料)対応!「GeForce NOW」
「GeForce NOW」は、米NVIDIAとソフトバンク株式会社が協業し、日本版「GeForce NOW Powered by SoftBank」として、2020年6月10日に正式にサービスが開始されました。
Macユーザーにも対応していて、フリープラン(無料)でGeForce NOWの雰囲気を確かめられます。
SoftBank × NVIDIA「GeForce NOW Powered by SoftBank」の特徴
対応タイトル800本以上
GeForce NOWでプレイできるゲームタイトルは800タイトル以上です。
「Fortnite」や「Apex Legends」「League of Legends」「Dead by Daylight」など人気ゲームのプレイが可能です。
ゲームプレイ動画も簡単に記録できる
PCでGeForce NOWをプレイする場合「NVIDIA Highlights」機能を使ってゲームプレイ動画を自動で記録してくれます。
そのため、YouTubeなどの動画配信サイトへのアップロードも簡単です。
今までプレイしたゲームセーブデータも引き継ぎ可能
GeForce NOWでプレイできるゲームを元々持っている場合、新しく買い直す必要はなくセーブデータを引き継いでプレイできます。
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クラウドゲームサービスを体験するなら「GeForce NOW Powered by SoftBank」
クラウドサービスを5社ご紹介しましたが、2021年5月時点では、
- ソニーの「PlayStation Now」
- SoftBankの「GeForce NOW Powered by SoftBank」
- Microsoftの「Xbox Game Pass」
上記3社しか日本で実装されていません。
クラウドゲームサービスを体験したい!という方は、「GeForce NOW Powered by SoftBank」のフリープランを活用するのをおすすめします。
僕は、今後日本でも提供されるであろう「Stadia」と「Luna」が本命かなと思うので、それまでは「GeForce NOW Powered by SoftBank」で楽しめたらと思っています。
では、良いゲームライフを!
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