「探偵はもう、死んでいる。」は、”たんもし”の愛称で話題になっている作品です。
発売前から声優の悠木碧さんを起用したPVだったり、たくさんの推薦コメントが寄せられ、プロモーション活動にも力を入れていたので、気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、第15回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》受賞作「探偵はもう、死んでいる。」の評価・評判とあらすじを紹介していきます。
- 何系のラノベなの?
- あらすじだけ知りたい
- 評価・評判は?
という迷える子羊に向けてネタバレはなしで作品を紹介していきます。最後には各著名人からのコメントやSNSで飛び交う評価・評判も紹介しますよ!
この記事を読めば、あなたもきっと読みたくなること間違いなし!それではいってみましょう。
「たんもし」を読んでみよう
Contents
あらすじ:探偵はもう、死んでいる
「君、私の助手になってよ」
四年前、地上一万メートルの空の上で聞いた台詞から、俺と彼女の物語は始まり――終わった。俺・君塚君彦は完全無欠に巻き込まれ体質で、謎の黒服に謎のアタッシュケースを持たされたあげく、ハイジャックされた飛行機の中で、天使のように美しい探偵・シエスタの助手となった。
それから――
「いい? 助手が蜂の巣にされている間に、私が敵の首を取る」
「おい名探偵、俺の死が前提のプランを立てるな」
俺たちは、世界中を旅しながら秘密組織と戦う、目も眩むような冒険劇を繰り広げ――やがて死に別れた。
一人生き残った俺は高校生になり、再び日常というぬるま湯に浸っている。
なに、それでいいのかって?
いいさ、誰に迷惑をかけているわけでもない。
だってそうだろ?探偵はもう、死んでいる
引用:https://mfbunkoj.jp/product/tantei_dead/321907000793.html
あらすじだけを読んでもちょっとイメージが掴みづらいので、噛み砕いて紹介しますね!
主人公である君塚君彦(きみづか きみひこ)は、あらゆる事件に巻き込まれる”巻き込まれ体質”という不幸な属性の持ち主です。
ある依頼で謎の黒服に謎のアタッシュケースを持たされ飛行機に搭乗していると、ハイジャックに巻き込まれ、名探偵を名乗るシエスタと出会います。
君塚君彦は、シエスタから「君、私の助手になってよ」と声をかけられ、この出会いをきっかけにシエスタの助手として、悪の秘密組織と闘うために世界中を旅することになります。
しかし、ある日シエスタは死んでしまいます。
シエスタの死を境に、君塚君彦はシエスタの意志を継ぎ、悪の秘密組織と闘う名探偵となるわけではなく、平凡な学生生活へと戻ります。
そこで、同級生の夏凪 渚(なつなぎ なぎさ)から「ある依頼」を持ちかけられます。そこから平凡な学生生活は終わりを告げ、また刺激的なトラブルに巻き込まれる日々が幕を開けます。
こんな冒頭で話は始まり、死んでしまったシエスタがどうやって物語に絡んでいくのか、読み進めるにつれて深まる謎、そして伏線回収、新人作家さんとは思えないほど話の構成がしっかりしているため、あっという間に1巻を読み終わってしまいます!
ここまで聞くと、
と思われる方も多いと思います。
しかしジャンルとしては、純粋なミステリーものではなく、今までにない青春異能バトルミステリーです。
キャラの掛け合いも面白い青春要素やバトル要素、そしてファンタジーな世界観が一層この作品を面白くしているポイントでもあります。
- 今までにないジャンルのものが読みたい
- 泣けるラノベが読みたい
- キャラが可愛い!絵がきれい!
魅登場人物を紹介
君塚 君彦(きみづか きみひこ)
本作の主人公。18歳の高校生。自称、事件に巻き込まれやすい”巻き込まれ体質”。飛行機ハイジャックの日を境にシエスタの助手となり、世界中を旅していた。
シエスタが死んでからは平凡な学生生活を過ごしていたが、夏凪渚との出会いを境にまた刺激的な日常に戻り始める。
シエスタ
シエスタという名はコードネームであり、本名・年齢・国籍ともに不明の謎の探偵。自らを名探偵と名乗り、依頼人の利益を守ることを信条としている。
白銀色のショートカットに吸い込まれそうな青い瞳、そしてシックな色の軍服のようなワンピースを着た天使のような美少女。主人公の君塚君彦と共に悪の秘密組織と闘うが、ある日を境に死んでしまった。
夏凪 渚(なつなぎ なぎさ)
主人公、君塚君彦の同級生で18歳。君塚君彦に「ある依頼」をし、共に行動するようになる。
この「ある依頼」からシエスタの死の真相へ近づくこととなる。
斎川 唯(さいかわ ゆい)
現役女子中学生の国民的アイドル。年齢は14歳。左目には常に眼帯をつけている。12歳の頃に事故で両親を亡くしている。
君塚君彦に時価30億円のサファイアが盗まれるのを未然に防いで欲しいと依頼をし、これをきっかけに物語が始まる。
シャーロット・有坂・アンダーソン
年齢は17歳。シエスタの弟子の立場にあたる美少女。とてもシエスタを慕っており、シエスタのことをマームと呼ぶ。シエスタからは普段、シャルと呼ばれている。
「探偵はもう、死んでいる。」の評判は!?
推薦コメントを見る
「探偵はもう、死んでいる。」に寄せられた推薦コメントを一部抜粋してご紹介します。
実は青春ミステリを初めて読みましたが、伏線から想像しうるお話を大きく上回った展開と、異能バトルと青春ミステリーを両立した斬新な作風に終始驚かされました。
時折差し込まれる甘酸っぱさも非日常と日常を融合させつつもそれぞれを際立たせ、よりのめり込ませてくれました。
作中に引き込ませあっという間に読み終わらせてしまう、読者を夢中にさせる手腕はあっぱれの一言です。
爽やかな読後感と纏まりつつもこれからを匂わせるエピローグが今後の期待感を膨らませており、続刊が楽しみな作品です。
探偵らしからぬ、探偵もの。その意味は読んでからのお楽しみ。ラブコメあり、毒舌キャラあり、世界を揺るがす大事件ありの一大エンタメ作品ですよ。オススメです!
「ジャンル」という固定観念に囚われず、アクション、ラブコメ。ミステリー、ヒューマンドラマ、あらゆる面白さを凝縮した、満漢全席のような1冊。
それらすべての要素が「かつて死んでしまった名探偵」というシンプル、かつ、強固な核で見事にまとめ上げられています。
『探偵はもう、死んでいる』ータイトルの通り、この物語の探偵は既に死んでいる。でも死んだからってすべてが消え去ってしまうことなんてない。厄介極まる美しき探偵は、残された者太刀の中で生き続け、誰も彼もの人生をとびっきり振り回す。
探偵は確かに死んだ。それは揺るぎない事実だ。でもこの物語はすべてに探偵が息づいている。読めば分かる。きっと表紙の意味も…ー大丈夫、『探偵は、いる』
この作品を読み終えてまず思ったのは「こんなに面白くても<大賞>じゃないんですか!?」でした。
トラブルに巻き込まれやすい主人公を助手として振り回し続けた名探偵の少女亡き後、助手でなくなった主人公と何者でもない少女の出会いが灯す、名探偵の意志。セリフひとつ取っても楽しくて格好いい名探偵の背中を、主人公たちと一緒に追いかけたくなる、そんな物語です。一流の探偵は事件が起きる前に事件を解決しているのだ!
他にも多数の推薦コメントがあります。
全てのコメント見たい方は、MF文庫J公式サイトよりご覧ください。
SNSでの評判を見る
久々にラノベ読みたいと思い、書店員に紹介された「探偵はもう、死んでいる」を読んでみたが、MF文庫の最優秀賞に選ばれたこともあってか評判が凄い。内容は会話劇主体なのでテンポもよく手早く読めた。作品の構図も嫌いじゃない。助手やヒロインたちがどういった変化をしていくのか、今後楽しみ。
— friday (@kaoru0021) January 8, 2020
探偵はもう、死んでいる。1巻読了
本当に面白かった。あんまりラノベ読まないから本当にたまたま、この作品に出会えてラッキーだった。
— kakao (@kakao_kh) January 30, 2020
『探偵はもう、死んでいる。』1巻読了。
なぜこんなにもおもしろい作品を買ってすぐに読まなかったのか…
渚ちゃん可愛い、SなのかMなのかわからないところが可愛い。でも根っこはMなのかな?
明日起きてすぐに2巻読みます。 pic.twitter.com/qb0FyeJcyR— シロネ (@shi__ro__ne) April 17, 2020
「探偵はもう、死んでいる」1巻読了―。 ツイッター上で時々見かけていた話題作だったので本屋で見かけて衝動買いしちゃったけど、大当たりだったー!
ネタバレ禁止なタイプの作品なので詳細な感想は控えるけど、とにかく滅茶苦茶面白い!— 七月 (@nana_sarasa) January 11, 2020
実際に読んでいる方の感想からも評判はめちゃくちゃいい作品です!
まだまだ始まったばかりのラノベですので、今後の展開がものすごく楽しみですね。
「たんもし」を読んでみよう
まとめ
以上「探偵はもう、死んでいる。」の感想・レビュー紹介でした!
読み終わった読者の感想・レビューツイートも多くあり、たくさんの方に愛される作品になること間違いなしです。
あなたも「探偵はもう、死んでいる。」ぜひ読んでみてくださいね!